プロジェクト

防災×観光アドベンチャー『あの日』高度化事業に取り組む地域おこし協力隊員を募集します

地域の概要

岩手沿岸南部に位置する大船渡市は、リアス式海岸の特徴である断崖絶壁や壮美な松林などを有す景勝地・碁石海岸や三陸沿岸最高峰の五葉山など、豊かな自然環境に囲まれた、人口約3万5千人の都市です。平成13年11月に隣接する三陸町と合併し、三陸沿岸の拠点都市として発展してきました。
中でも駅周辺地区は、静穏な大船渡湾の湾奥に位置し、昭和初期より、商業と交易の要衝である県管理重要港湾「大船渡港」を中心に、基幹産業である水産業をはじめ、多様な産業分野において地域の中核を担う企業が立地し、隣接する陸前高田市や住田町からなる気仙地域の商業業務の中心地でもありました。

プロジェクトの説明

 株式会社キャッセン大船渡と共同で、防災×観光アドベンチャー『あの日』高度化事業に取り組む地域おこし協力隊員を募集します。

株式会社キャッセン大船渡では、東日本大震災を追体験してもらう取組を通じて、地元住民に加えて中高生や“未災地”住民の防災意識の醸成につなげることを目的として、音声AR技術を活用し、震災を経験した市民等の体験談、避難時のジレンマを題材にしたクイズなど、スマートフォンを片手にまちを回遊しながらゴールを目指すプログラム「防災×観光アドベンチャー『あの日』」を提供しています。
震災の経験を伝承しながら、防災意識の醸成を図る取組は、遺構を活用したものや「語り手」による伝承などが大半であり、没入感や当事者意識を駆り立てる技術を効果的に活用し、プログラム化した例はほかになく、学術界からも高い評価を得ています。
立上げから2年間で、ツアー客や修学旅行生など、受入数は1,300人を超えており、徐々に問合せも増えている状況にあります。
また、令和6年度から、本プログラムを商材として、市の観光物産協会や隣接する陸前高田市の津波伝承施設との連携により、教育旅行や研修旅行の受入れに関する営業活動を開始しています。
本事業では、既存のコンテンツをブラッシュアップするとともに、PR・営業活動を推進することで、プログラムの認知度を向上させて来街者の増大につなげるとともに、大船渡駅周辺地区のエリアマネジメントの取組価値とともに、“災害経験地”に暮らす方々のシビックマインドを高めることを目指しています。

プロジェクトにかける地域の思いなど

 キャッセン大船渡は、東日本大震災後にできたまちづくり会社で、「100年後の大船渡人に引き継げるまちづくり」を大きなテーマに掲げています。主に、ホテル、ワイナリー、菓子店、飲食・物販の商業施設などが並ぶ大船渡駅周辺のエリアマネジメントや、飲食・物販など約30店が軒を連ねる商業施設「キャッセンモール&パティオ」と「キャッセンフードヴィレッジ」の運営をしています。ぜひ、未来につなぐまちづくりに、大船渡でご一緒に取り組みましょう。

団体概要

団体名株式会社キャッセン大船渡
担当者名取締役 千葉隆治
担当者連絡先電話 0192-22-7910
メール chiba@kyassen.co.jp
組織概要東日本大震災で被災をした、岩手県大船渡市の中心市街地において、公民連携によるエリアマネジメントの仕組み構築と実践を担うまちづくり会社です
事業内容等・大船渡駅周辺地区全体のエリアマネジメント
・被災した事業者等からなる商業施設の運営
・公共空間を活用したプレイスメイキング など

キーワード

募集テーマ #シティプロモーション
職種 #コーディネーター #プランナー
雇用形態 #正社員(現地勤務)
歓迎条件 #未経験歓迎 #経験者優先

人材に求めること

期待する役割・成果本事業は復興まちづくり段階のリーディングプロジェクトである津波復興拠点整備事業に関連し、大船渡駅周辺地区のエリマネジメント推進の一環として立ち上げたものであり、上で述べた通り、被災地域であるエリアの特性を活かし、シビックマインドの醸成と多様な来訪者の増大に資する取り組みであると考えている。
また、大船渡市デジタル田園都市国家構想総合戦略には「基本目標2 大船渡の魅力を発信し、新しい人の流れをつくる」の施策として「施策1 多様な主体による交流人口の拡大」が項目化されており、食や景勝地など、従来の観光資源とは異なるコンテンツとして、外部からの誘客を図る一助となる物であると考える。
特に、教育旅行の受け入れに関しては、各旅行代理店との連携に関する意見交換をおこなっており、プログラムの質や料金設定、他の施設等とのプログラム複合化の可能性について、概ね高評価を受けている。
そのため、着任段階(試用研修時/3か月間)は、本プログラムの「プログラム・サブマネージャー」として、プログラム・マネージャー(既存スタッフ)をサポートする。(OJTの一環として、既存スタッフの補助員として活動する。)
試用研修後は、プログラム・マネージャーとして、プログラムの実施、PR、営業活動等を主担当していただく。

求める人物像・人とのコミュニケーションが苦手ではないこと
・実現すべきことや達成目標を念頭に置き、(1)チームで取り組む内容、(2)個として注力する内容を使い分けられること
・ゼロから事業(やプロジェクト)を立ち上げた経験、またはイチから事業(やプロジェクト)を高度化した経験のいずれかを有し、その際の自らの役割と工夫した点、反省すべき点を論理的に語れること
・不測の事態に直面したとき、自身の考えと他者からの助言を踏まえて、より良い解決策を見出せる(決断できる)こと
・ある程度のITリテラシー(ユーザーレベルで可)を有すること

資格・スキル・地域または企業において、観光や研修に関するプログラムの造成経験を有すること
・大船渡及び近隣の出身者で、郷土の復興とまちづくりに貢献したいという気概を持っていること

就業条件

勤務地キャッセン大船渡事務所(大船渡市大船渡町字野々田12-33)
勤務形態各受入事業者が雇用した上で、大船渡市が地域おこし協力隊員として委嘱する委託型(団体委託型)となります。
勤務時間勤務時間  午前9時~午後6時(休憩時間60分)
採用期間委嘱期間は、年度ごとに更新し、最長3年間とします。
待遇月額280,000円(賞与なし) ※社会保険料等を控除します。⑴社会保険等(健康保険、厚生年金、雇用保険)に加入します。 ⑵家賃補助(月額50,000円を上限) ⑶年次有給休暇は、株式会社キャッセン大船渡の規程によります。
休日・休暇休日  週休2日、祝日

選考の流れ

(1)プレエントリー

(2)説明会

プレエントリー後、オンラインツールを用いて、活動内容等について、個別にご説明します。

(3)本エントリー

1次選考に向け、書類を提出していただきます。

(4)1次選考

応募書類等により、書類選考を行います。

(5)2次選考

1次選考合格者を対象として、市内で対面にて面接を行います。

※1次選考を通過した方を対象に、現地説明会の案内をします。旅費や滞在費を含む参加費用は自己負担としますが、着任前に先輩移住者に会って直接話がしたい、活動内容を実際に体験してみたい等のご希望に合わせ、市内を案内します。
なお、現地説明会の参加有無は選考に関係しませんので、そのまま2次選考に進んでいただくことも可能です。