隠岐諸島の玄関口となっている隠岐の島町西郷港周辺において、令和5年度から10年計画で「西郷港周辺まちづくり事業」が動いています。その中で、官民連携における実装を担う民間主体として期待されている一般社団法人隠岐まちづくり研究所(以降、まち研)が主催し、住民や外部からの来訪者に対してまちづくりの現状を共有し、まちを良くするアイデアと関わり方に関する対話を通じて、まち研の応援団になっていただくための企画「まちづくりカフェ」「まちづくりナイト」にマチビトキタルメンバー(及川、小泉、遠藤、高野)が運営支援をしながら参加させていただきました。2日間で総勢40名近くの参加者の方々と、現在進んでいるまちづくりの動きを共有し、参加者皆さんの想いを伺う貴重な機会となりました。

Photo by Takuya Furukawa
まずは、暮らしの雑貨や隠岐・島根のお土産を買えるだけでなく、ぬくもりを感じる木の大テーブルを囲むカフェスペースやワーキングスペースも兼ね揃える京見屋分店さんで開催された「まちづくりナイト」。

Photo by Kazuki Oikawa
生活者の視点から必要な施設・機能とは
Iターンで移り住み西郷港目の前のカフェで働く20代の女性たちや老舗企業の役員さん、町議さん、生産者さん等々、多様な地域プレイヤーの方々に参加いただきました。会が始まり、まち研の古川さんから会の趣旨やまち研の紹介をした後に参加者の方々でグループに分かれて自己紹介・アイスブレイクタイム。ここで参加者の方々の緊張もほぐれたところで、町役場都市計画課のお二人に古川さんから、時に参加者からも質問をしながら、西郷港周辺まちづくりの今の動きや最近解体された建物跡地がどうなるのか、具体的な開発事業が進んでいる交流館がどのような施設になるのかを共有することができました。

Photo by Kazuki Oikawa
後半は再びグループに分かれてディスカッション。交流館の2階をどう活用するか、跡地をどう活用するか、西郷港エリアに必要な機能は?とテーマを示しながら、そこに縛られすぎずに参加者の想いを伺いました。すぐにでも実現できそうなアイデアや、これからまさに大事にしていきたい考え方、守っていきたい文化の話など、生活者の視点から出されるそれぞれの意見はとても解像度の高いものばかりでした!最後にマチビトキタルメンバーの及川、高野からも感想をお伝えさせていただき、これからの地域プレイヤーの関係づくりが愉しみな「まちづくりナイト」となりました。

Photo by Kazuki Oikawa
続いて、週末午前中に開催された「まちづくりカフェ」。会場は、和菓子屋が週末限定で運営する八尾川に面した古民家カフェの月あかりカフェ。

Photo by Kazuki Oikawa
対話の場所が広がる予感
「まちづくりカフェ」では、地元で人気の月あかりカフェさんのお声がけ協力もあり、高校生から子どもを連れて3世代で参加してくれた親子の方まで、学生、主婦、公務員、自営業、民間企業など、属性も世代も幅広い方々が集まってくれました。プログラムはまちづくりナイトと同様の流れでしたが、会場の雰囲気や時間帯、天候の影響もあり、会場はこれからのまちづくりの動きにワクワクするような熱気に包まれていました。

Photo by Kazuki Oikawa
ここでも、参加者同士の対話が弾み、島内に住む仲間同士の理解度や交流も深まり、あっという間に時間は過ぎ、最後にマチビトキタルメンバー小泉、遠藤から感想をお伝えさせていただきました。対話の中では次回以降、公園でピクニック的に「まちづくりパーク」を開催できないかという話もでたようで、参加された方々を含めて、これからの幅広い活動づくりも愉しみな「まちづくりカフェ」となりました。


Photo by Kazuki Oikawa
とにかく、参加者の幅と熱がすごかった!
まち研が目指している、「西郷港周辺地域が隠岐4島の玄関口にふさわしい賑わいと活力を生む場として持続的に維持されている状態」に向けて、まずは地元の西郷港周辺まちづくりへの興味関心を高めていく必要がある、ということを理解した上で、今回の2つの会に参加しましたが、
女性参加率の高さに
参加者の方々の熱い思いに
みなさんのまちへの解像度や対話力の高さに
驚きました!
賑わいと活力の種は充分にあります。
まちづくりの小さなアクションを起こす「小さな実践プログラム」であるオキノミネートの開催に向けて、島内外の興味関心のある方々を巻き込むためのプレ企画として、地元住民やプレイヤー向けに「まちづくりカフェ」と「まちづくりナイト」を開催したことによって、まち研が目指していることが地域の方にも応援してもらえる、色々な関係性をつくっていくことができる、これまでのまちの取組をさらに発展させていく可能性があふれていることを実感することができました!
古川さん、英一郎さん、お疲れさまでした!

(2つの会を終えてまち研メンバーとマチビトキタルメンバーで反省会)
Photo by Kazuki Oikawa
これからの広がりと深まりがますます愉しみになった2日間。マチビトキタルとしても、隠岐まちづくり研究所の官民連携、エリアマネジメントの実践を、引き続き応援していきます!

高野 哲矢
2018年5月に福井県小浜市に引っ越しました。都心部での暮らしも仕事も楽しんでいたけれど、都市計画コンサルタントとして働きながら、地方で生きていく経験にも興味を持ちました。地域DMOで観光地域づくりの現場を経験し、今は妻と二人で小さな合同会社を立ち上げ、企画やデザイン、まちづくりの支援等を通じて、まちの活性化に取り組んでいます。
